EDに効く漢方薬

漢方薬

EDは加齢と共に現れることが多くなりますが、それ以外にもストレスなどの精神的な要因でも起こることがあります。
しかし、命に係わるようなことはない為、自覚していたとしても治療をしないという方も多いですが、そんなEDの治療には漢方薬を用いる場合もあります。

漢方薬でEDの治療を行う場合には、まずは何が原因となっているのかを把握する必要があります。
EDが起こるという事は漢方の世界で言うところの「水」「血」「精」の不足によるものです。

まずホルモンの働きが弱いことでEDになっている場合には、成長を促すホルモンの働きが弱い為に性欲も弱くなってしまい、それによって勃起力も低下してしまいます。
そのような場合には「八味地黄丸料」が効果的で、前立腺肥大症や糖尿病など血糖値の高めの方にも効果がある漢方薬になります。
次に「血」が不足している方は、陰部に血液が正常に行き届かないことが原因でEDが起こるのですが、そうなると陰部だけではなく肝臓や腎臓にも「血」が足りていないことが多く、肝臓の血液が少ないと、陰部への血流も悪くなります。
このタイプの方には「小柴胡湯」や「大柴胡湯」が効果的で、肝機能を高める効果がありますので、肝機能が高まる事で血流が良くなり、陰部への血液の供給もスムーズになります。

活力の源でもある「気」が少ないことでEDになっている場合には、単純に気力が出てこないので性欲も低下してしまいます。
このタイプは一般的に食が細くて胃が弱いタイプが多いので「小建中湯」が効果的です。
この「小建中湯」は「気」を補う目的として活用されていて、腹痛のお子さんにも使う事のある漢方薬になります。
また何らかの消化器系の手術をした結果、EDになった方の場合には「十全大補湯」が効果的で、手術後の性機能向上に役立ちます。

最後に身体を潤す役割の「水」が少ないことで起こるタイプの方は、特に心臓や腎臓の潤いが足りていないので、不整脈や不安感も引き起こしてしまいます。
また「水」が足りていないタイプの方は不安感やドキドキでEDになるケースも多い為、そのような場合には「桂枝加竜骨牡蛎湯」が効果的です。
これらの漢方薬は確かに効果がありますが、重要なことは自分が何が原因で症状が現れているのかを知る事ですので、まずは医師に診断をしてもらってから服用するようにしてください。

漢方薬が効かなかった場合

漢方薬は何が原因でEDが起こっているのかをしっかりと把握した上であれば非常に効果的な治療方法になりますが、漢方薬が誰に対しても必ず効果があるという訳ではありません。
では、漢方薬の効果がなかった場合には、どのようにして治療を進めていけば良いのでしょうか。
これは、まず服用している漢方薬が自分の症状が起こっている原因に適応しているのかを調べる必要があります。
もしも適応していないようであれば、いくら服用してていも効果がないのは当たり前ですので、まずは病院で適切な診察をしてもらい、EDになっている原因を突き止めるようにしてください。

原因に適応している漢方薬を選ぶと良いですが、漢方薬の種類は数が非常に多いので、医師や薬剤師の方に相談をすると良いでしょう。
中には漢方薬が好きで知識が豊富な医師の方もいますので、そのような医師に相談をしてみるのも良いでしょう。
では適切な診断をしてもらい、その原因に適応したものを服用しているにも関わらず効果がない場合にはどうすればよいのでしょうか見ていきましょう。
まず漢方は一般的な薬とは異なり、あくまでも天然の成分になりますので、それほど強い効果を持っているものではありません。
ですので、効果が現れ始めるまでには、ある程度の服用期間が必要になりますので、即効性を求めるのではなく、長い目で見て改善があるのか見ていくようにしてください。

それでも効果がない場合に考えられることとしては、診察によって突き止めた原因が違っていたか、もしくは原因は合っているが症状が重度な為、漢方薬では対処しきれない場合が考えられます。
もう一度病院を受診してみて原因が正しかったのか調べてもらう必要があります。
この場合はセカンドオピニオンを行うことも大切になります。