ED治療には保険が適用される?されない?

保険証

EDは、加齢によって生殖能力や血液を押し流す能力が低下していく中で起こったのであれば、ごく当たり前の現象であるため特に問題はありません。
しかし、20代から30代にかけての時期にEDが起こると、勃起およびその後の射精が極めて起きにくくなります。
夫婦で子供がほしいと願っていても、そのままでは女性の体内に精子を送り込むことができず、受精をさせることができません。

このような状況を打開するためにとれる方法の一つは、病院やクリニックに行ってED治療を受けることです。
例えば、ED治療を受けられるクリニックに行って薬物療法を選択した場合、このとき用いられるシルデナフィルやタダラフィルなどといった治療薬は、1錠あたりの価格が1500円から1800円程度が相場となっていて非常に高価です。
2014年5月からは日本で一番最初にED治療に適応する成分として認可されたシルデナフィルに後発医薬品が登場し、1錠あたり1000円前後で購入できるようになりました。
それでも風邪薬や胃腸薬と比較すると相当高いのに変わりはありません。
クリニックでは薬物療法以外も選択することができますが、その場合は数万円ないし数十万円の出費を伴います。

このような高額の費用がかかる治療を受ける際に気になるのは、健康保険が適用できるかどうかです。
もし、保険を適用することができれば、診察料や検査料、薬代などの自己負担額が3割以下となり、治療のために支出しなければならない費用を大幅に抑えることができるからです。
しかし、保険診療を適用させられるのは、国で公的医療保険の適用対象とすることを決めたものに限られています。
ED治療においては適用できるケースと、適用外とされるケースの両方があるため、クリニックでのED治療を始める場合は、その施設のホームページを見たり、診察の際に医師に尋ねて確認しておきましょう。

h2保険が適用される場合

ED治療において保険を適用させられるのは、他にかかっている病気を治す中でEDの改善をしていく場合に限られます。
例えば、糖尿病にかかると、動脈硬化や、性的刺激を生殖器に伝える神経回路の障害が引き起こされます。
陰茎の海綿体や血管内皮にある一酸化窒素合成酵素の働きの低下による平滑筋の弛緩などが起きることで、勃起の発生プロセスも大きな影響を受け、EDが発症しやすくなります。
糖尿病の治療は健康保険の適用対象に含まれているため、薬の投与によって症状が改善されれば、EDも改善に向かう可能性があります。

また、男性更年期障害の症状の一つとして勃起不全が起こっている場合は、発症の原因を取り除けばEDが改善される可能性があります。
男性更年期障害の治療では、注射薬によるアンドロゲン補充療法のみに保険適用が認められております。
これを選択すれば元となっている病気を治す際にかかる費用を大きく減らすことができ、自ずと勃起不全を治すための出費も抑えることができます。

保険が適用されない場合

ED治療における公的医療保険は、単に勃起不全のみを治療するだけであれば適用外となります。
公的医療保険制度は、原則として早期に治さないと日常生活に大きな支障をきたす場合に適用の対象となります。
勃起不全は、治さないまま放置しても勃起が起こらない状態がずっと続くだけであり、それに伴ってストレスや不安が蓄積して身体を壊してしまうおそれはあるものの、日常生活に深刻な影響が出るわけではありません。
そのため、健康保険は適用外とみなされ、治療費は全額自己負担となります。

健康保険の適用外であるED治療に臨む際には、必要になる費用を事前に用意できればそれに越したことはありません。
しかし、日常生活をおくる中で保険適用外である病気を治すためのお金をためるには長い期間がかかります。
もし、すぐにでもクリニックでEDを治したいのであれば、クレジットカード決済や医療ローンといった方法を選択しましょう。
料金の支払いを後回しにしたり、分割払いにしたりすれば、家計の負担をあまり考えずに勃起不全の症状改善に取り組むことができます。